こんなときに兄からの借金のお願いが

こんなときに兄からの借金のお願いが

どうやら、妻と子には内緒で借りているらしい。
借金の理由はパチスロなどのギャンブルにつぎ込んだことがきっかけという情けなさ。
甥っ子、姪っ子は私にとても懐いていて、兄もいわゆるイクメン。
義姉さんも優しく家庭的な専業主婦で、絵に描いたような家庭だった。
この家庭がもしかしたら、兄の借金で崩壊するかもしれない。
不憫なのは、甥っ子や姪っ子だ。
もちろん、何も知らずに家庭のために尽くしていた義姉さんもかわいそうに思う。
そもそも、すべては兄のせいなのでほおってお置くこともできたのだが・・・。
自分がここで手を差し伸べれば、この家庭はなんとかこのまま維持できるかもしれない・・・そんな想いがよぎった。

 

借金の内容は違うけれども、情けない私たち兄弟。
もちろん、今の私には他人にお金を貸すような余力はない。
こっちが貸してほしいくらいなのだから。
それにしても、なんてことしてくれたのだろうか、兄貴は。
兄貴には、弟の私が先物で借金ということは言わないでおく。
聞いた兄貴もショックを受けるだろうし、私も妙なプライドがあってあまり言いたくなかったのが本当のところ。
少しずるい気もしたが、マンションを購入してそれまでの貯蓄は殆ど使ったので、貸したいけれど貸すお金が無いと言っておいた。
とはいえ、この兄貴をほおっておくわけには行かず、実家に話をしに行くことにする。